いよいよ歴史に残る試合が始まりますね。
138回を迎える全英オープンは日本のゴルフ界だけではなくスポーツ界全体に影響を及ぼし、これまでのスポーツ観を新しくさらに魅力あるものに変え、人々に感動と勇気を与える試合になるでしょう。
それは全て石川遼という存在とタイガーウッズという存在がキーになっているからだ。
世界ランキング1位のタイガーウッズと石川遼が同じ組でプレーするのはすでに報道されているが、まさしく「類は友を呼ぶ」とはこのことでしょうね。改めて遼くんはタイガーと同じ能力同士の持ち主なんだなと見てしまう。
まあ、協会でコントロールされていたとしてもそれは偶然ではなく必然という事でしょう。
以前このブログで「タイガーウッズは神か、それとも・・・」という題名でその強さついて書いたが、遼くんの強さも同じ共通点をもっているとも書いた。
先日、遼くんが優勝した「ミズノオープンよみうりクラシック」でもタイガーと同じ勝ち方(※導き方)をしていた。
放送中の解説者も想像を超えたプレーに「彼は何かをもっていますね!」としか言いようがなかったほどだ。
私は勝つ方法には2種類あると思います。
1つ目は自分から勝ちを取りに行く方法。
2つ目は勝ちに導くために周囲をコントロールする方法。
私のセミナーの内容と重複するが心理学ではこの2つを自己認識し、自分はどちらの方法を選択できているのかを知っている方が有利なわけだ。
先日の遼くんの優勝は2つ目の方法であった。これは(結果的に)だが。
昨年のブログで「一流アスリートの共通点」という題名で「マイナビABCチャンピオンシップ」で勝った時の感想を書いたが、遼くんは「勝つための導き方」を経験している。遼くんの場合はまだ「結果的に」という段階だが、いずれそれをコントロールできるよになるでしょう。
当然ながらタイガーはその存在を知りコントロールできているのでコンスタントに結果を出すことができるのだ。
彼らのプレーを客観的に見ていると、努力だけではここまで無理だろうなと思わされるシーンが沢山あると思う。
しかし、神がかったプレーは全て努力から生まれている事として信じたい。
なぜならば、今は亡きタイーガーの父は幼少時代のタイガーにこう残している。
「息子よ、人生というのは心血を注いだ分だけ成果を受け取るものだよ」
そしてタイガーはこのような名言を残している。
「ゴルフの上達に近道はないし、人生にも近道はないんだ。一生懸命努力しなくちゃならないんだ。」
遼くんパパはこう話している
スランプとは1流選手にあるものなんだよ。ああいう(遼くん)2流、3流選手にはスランプなどない。それはただ下手なだけ。努力すれば解決します。他の方法はない練習しかない。
ますます17歳の石川遼の人間性に興味が出てきた。
ゴルフのプレー内容は、その人の人間性があらわれているという。
彼のプレーを見ることは彼の人間性を見る事にもなる。
今回の全英オープンは日本のスポーツ界にとっても歴史に大きく刻まれるもっともエキサイティングな試合になるだろう。